平成27年9月27日、日本土壌浄化法ネットワークの顧問を勤められていた中本至氏が還らぬ人となりました。
国土交通省の補助事業が採択されるのには、大きな壁がありました。ここまで全国に知らせていただけるようになりましたのは、中本先生のご支援と存在なくしては実現は不可能だったでしょう。
 新見正は小規模下水道の必要性を訴えていました。その時から土壌浄化法の資料をお届けするようになった方が、当時日本下水道事業団の計画部長をされ、後に建設省の下水道部長になられた中本先生でした。
 昭和60年の毛管浄化研究会主催の研修会からは下水道の普及のために講師として参加してくださいました。その後の静岡での講演会をきっかけに占冠村と会津坂下町と公共下水道と土壌浄化法による小規模下水道が初めて実現することになります。公共下水道に土壌浄化法を組み合せた会津坂下町の要望は、中本先生のご支援と存在がなければ、実現する事は出来ませんでした。
 その後も、様々な面での中本先生のご支援は、土壌浄化法にとってはかけがいのないものでした。
ご冥福をお祈りいたします。





 全国市町村土壌浄化法連絡協議会の第16回全国大会が東京都有明のTFTビルで開催されました。
 毎年下水道展にあわせて開催しているこの全国大会ですが、今回は全国市町村土壌浄化法連絡協議会に加盟している市町村が下水道展に出展しているということで大きく取り上げ、統一テーマを「福島より小規模下水道の情報発信!!」とし、情報交換に努めることとなりました。
 基調講演には国土交通省水管理国土保全局下水道部白崎亮氏と元福島県下水道公社理事長の秋元正國氏をお招きし、下水道の状況を詳しくうかがいました。
 小休憩を挟み、金山町長・昭和村副町長・湯川村村長・大玉村からのそれぞれの事例の報告を聞き、最後に技術士である毛管浄化システム株式会社の木村恭彦副社長から建設費用と維持管理金額についてのせつめいがあり、最後に大会宣言を採択して滞りなく終了しました。





 7月29日下水道展が開催されているさなかのビックサイトで日本土壌浄化法ネットワークの理事会が開催されました。
NPO法人になってから毎年総会が開催されておりますが、理事会は始めてのこととなります。
 理事会は土橋金六理事長を筆頭に十二人が出席し、各理事共に土壌浄化法が優れた処理方式であることを強調した上で、 ネットワークが活動としてやっていくべきことを強調する意見、活動方針に関する提案などがなされました。今後、具体的な活動方針について引き続き検討していくという結論に至りました。


 


 7月28日~31日に開催された「下水道展'15東京」のパブリックゾーンに会津坂下町・金山町・昭和村・湯川村が共同でブースを出展し、3小間以下部門での最優秀賞に選ばれました。

 小規模下水道下水道の情報発信と題し、それぞれ町村で実際に運用されている処理施設について、担当職員や、協力企業、土壌浄化法スキルマネージャーによる丁寧な説明が行われました。
 片隅で行ったくじ引きは、会津で栽培された米や、民芸品、道の駅あいづのお土産、各町村のマスコットキャラクターのグッツを中心に土壌浄化法の施設が設置された全国の自治体のお土産が当ることもあり、多くの来場者の目を引き、小規模下水道と各市町村、そして土壌浄化法へのへの関心の一歩となりました。